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Windows Virtual Desktopにアクセス可能な前提ライセンスに留意

 2019年10月1日(日本時間)、「Windows 7」のデスクトップやマルチセッションの「Windows 10 Enterprise」(Windows 10 Enterprise for Virtual Desktops)をサポートするとして、以前から注目されていた「Windows Virtual Desktop」が全世界の地域(東日本、西日本リージョンを含む)で一般提供されたことが発表されました。

Windows Virtual Desktop is now generally available worldwide[英語](Microsoft Azure)

 Windows Virtual Desktopは、WindowsデスクトップOSまたはWindows Serverのリモートデスクトップサービス(RDS)のスケーラブルな仮想デスクトップ環境を、Microsoft Azureのクラウド上に簡単に展開および管理することができるDesktop as a Service(サービスとしてのデスクトップ、DaaS)です。Windows Virtual Desktopには、主に次のような特徴があります。

Windows 7以降の仮想デスクトップおよび「Windows Server 2012 R2」以降のRDSに対応し、オンプレミスで展開する場合に必要なRDSインフラストラクチャの構築と管理が不要(Azureがサービスとして提供)Windows、macOS、iOS、Androidを実行する任意のデバイスからアクセス可能(各プラットフォーム用のクライアントアプリを提供)HTML5対応ブラウザで利用できるWebクライアント(https://rdweb.wvd.microsoft.com/webclient/index.html)の提供マルチセッション対応のWindows 10 Enterpriseを提供する唯一のサービス「Office 365 ProPlus」に最適化された仮想デスクトップ環境(FSLogixのテクノロジー)Windows 7向け拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)を2023年1月10日まで無料提供

 「Windows 7向け拡張セキュリティ更新プログラム」(Extended Security Updates、ESU)は、2020年1月14日のWindows 7の延長サポート終了後も最大3年間、深刻度「緊急(Critical)」および「重要(Important)」レベルのセキュリティ問題を修正する更新プログラムを有料で提供する1年単位の契約です。Windows Virtual DesktopにWindows 7の個人用デスクトップまたはデスクトッププールを展開した場合、ESUの更新プログラムが追加コストなしで提供されます。

ライフサイクルに関するFAQ – 拡張セキュリティ更新プログラム(Microsoft サポート)

 Windows Virtual Desktopにサービス固有の料金設定はありませんが、WindowsデスクトップやRDSのデスクトップまたはアプリにアクセスするには、アクセス先の種類に応じて、有効なWindowsやMicrosoft 365、RDS CALライセンスを所有していることが前提となります。なお、デスクトップやアプリを利用するユーザーによって使用されたAzure仮想マシンおよびAzureストレージに対しての支払いは必要です。

Windows Virtual Desktopの価格(Microsoft Azure)

  Windows Virtual DesktopでWindows ServerのRDSのセッションにアクセスするためには、以下のライセンスが必要になります。

ソフトウェアアシュアランス付きのリモートデスクトップサービスクライアントアクセスライセンス(RDS CAL)

 なお、「Windows Virtual Desktopの価格」ページには「無料で試す」というボタンがありますが、これは「Azure無料アカウント」へ誘導するものであり、上記の前提ライセンスなしでWindows Virtual Desktopのサービスを無料で試用できるわけではありません。

サービスの利用を始める前に

 既に前提ライセンスを所有しているなら、Windows Virtual Desktopを追加コストなしですぐに評価することができます。実運用環境のためのカスタマイズをさまざま評価して、最適な環境を調整しながら段階的に利用を拡大していくとよいでしょう。

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